どっちがいいんだろう |
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ふと。
私は今、アランという人の著作を読もうとしていて、
だけど彼のこと何も知らないから、訳者あとがきから読み始めた。
そこには、彼はこんな感じの人で、彼について多くの人はこんな風に言っていて…
という、その時私が求めていた彼についての概略的なものが書いてあった。
つまり私は、字引を引きたかった(…?危険が危ない?)ってこと。
簡潔に、最低限の、彼についての予備知識がほしかったってこと。
その方が、とっつきやすいだろうし、どういう構えでそれに相対すればいいのか方針が立つから。
だけどふと、ハイデガーの「解釈的状況(Hermeneutische Situatiton)」を思い出した。
ある意味、絶好の機会じゃない?より少ない(薄い?低い?)先行了解のもと、本を読むことの。
全然知らない人なんだし。ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか~な認知度じゃない人なんだし。
でもやっぱり、ある程度の予備知識はあった方がことはスムーズだよねえ。
物語だったら、私はそういうの出来る限りにおいて最大の拒絶をするけど。ネタバレなんてそんな無粋な。
どっちがいいのかなー。